ノコギリアン・ガッカイ2022~私(ム)が開いて(八)、〈公〉になる~

新年1月19日(木)まで開催中 のこぎり二で

 のこぎり二(篭屋4―11―3)にあるノコギリアン・コウバで来年1月19日(木)まで、のこぎり屋根に関する展示「ノコギリアン・ガッカイ2022」が開催されています。
 同会は、ノコギリヤネを愛してやまない通称ノコギリアンを増やし、ノコギリヤネの文化的価値を高めようというもの。今回は『私(ム)が開いて(八)、〈公〉になる』をテーマに、一宮市出身の今枝忠彦さんと、市内在住の青木俊克さんが、これまでに研究してきた成果を発表。地域の変貌とともに綴った手記「ノコギリヤネのある風景」を中心に、それに関連した地図やアートブックなどの作品が並んでいます。
 見どころは、文庫をもとに工作した「ひるがえるノコギリヤネ」。表裏が裏返る仕組みの立方体となっており、内と外から見たノコギリヤネの風景が楽しめるユニークな作品で、サイコロの目も表現されているとか。さらに今回の展示では、作品に関する情報を二次元コードからウェブ参照できる工夫も。楽しみながら二次元コードを探してみてください。
 ノコギリヤネを開いて、見えてくるもの、感じるものは何か。ぜひ手にとって確かめてはいかがでしょう。観覧無料。

ガッカイメンバーの今枝さん(左)と青木さん(ノコギリアン・コウバで)