国際芸術祭「あいち2022」開催中/10月10日(月・祝)まで

一宮市も会場に!アートから地域を再発見

 国内最大規模の芸術祭のひとつ、国際芸術祭「あいち2022」が開催中で、愛知芸術文化センター、常滑市、有松地区(名古屋市)とともに、一宮市も主要会場として盛り上がりを見せています。
 テーマは「STILL ALIVE 今、を生き抜くアートのちから」。国内外のアーティストの作品展示をはじめ、舞台芸術作品や関連プログラムの上演、幅広い層を対象としたラーニング・プログラムなどジャンルを横断した最先端の芸術を紹介しています。
 一宮市では、一宮駅周辺のオリナス一宮や旧一宮市立中央看護専門学校のほか、県内唯一の丹下健三建築である墨会館をはじめ、尾西エリアでも作品を展示。地場産業や歴史にふれる作品を通して、地域を再発見する機会になっています。期間中は、連携企画として尾西歴史民俗資料館や三岸節子記念美術館の展覧会など、市内独自のイベントを併せて楽しむことができます。
 また、オンラインでの映像配信やプログラムも実施。作品の背景のレクチャーや参加アーティストのトークなど公式ウェブサイトから気軽に閲覧できます。
 市内会場の開館時間は10時~18時(市役所は17時15分まで)※入館は閉館15分前まで、月曜休館(祝日は除く)。料金はフリーパス/一般3000円、学生2000円、1DAYパス/一般1800円、学生1200円、中学生以下無料※学生は高校生以上。
問☎052-971-3111 国際芸術祭「あいち」組織委員会事務局
公式ウェブサイトはこちら▶https://aichitriennale.jp/

一宮市では10展示場所、19のアーティストが参加

【尾西エリアの展示場所】 繊維業の歴史に触れながら作品鑑賞を!!

◆国島株式会社(一宮市大和町馬引焼野48)
作品展示アーティスト/曹斐(ツァオ・フェイ)
空間を使ったSF調の映像作品を展示。映像内の不思議な世界観との響き合いを楽しんで!!

曹斐(ツァオ・フェイ) 《新星》2019 Courtesy of the artist, Vitamin Creative Space and Sprüth Magers

◆のこぎり二(一宮市篭屋4-11-3)
作品展示アーティスト/塩田 千春
工場に残る機械や糸巻きの芯などを、一宮市の毛糸と融合。この地の記憶が蘇ります。

塩田千春 《不確かな旅》2016/2019、個展「魂がふるえる」森美術館、東京 Photo: Sunhi Mang, Courtesy of Mori Art Museum ©JASPAR, Tokyo, 2021 and Chiharu Shiota

◆尾西生涯学習センター墨会館(一宮市小信中島字南九反11-1)
作品展示アーティスト/レオノール・アントゥネス  迎 英里子
建築ファン必見!!端正なモダニズム建築と呼応する作品を展示。

墨会館

【一宮駅エリアの展示場所】 祈りや病、生と死、ケア、メンタルヘルスについて考えさせられる作品がずらり!!


◆オリナス一宮(一宮市本町2-4-34)
作品展示アーティスト/奈良 美智
元銀行だった歴史ある建物で、慈愛と祈りを感じさせる作品を堪能して。

奈良美智 《Fountain of Life》2001/2014 「奈良美智 for better or worse」豊⽥市美術館、2017 ©Yoshitomo Nara Photo: Mie Morimoto

そのほか展示場所
◆つむぎロード ◆一宮市役所 ◆旧一宮市立中央看護専門学校
◆旧一宮市スケート場 ◆大宮公園 ◆豊島記念資料館

※画像提供元:国際芸術祭「あいち」組織委員会事務局

一宮市内でもさまざまなイベントが開催予定!

あいち2022に併せて、連携企画事業やパートナーシップ事業、独自イベントなどが予定されています。その一部をご紹介します。

◆絵本原画ニャー!猫が歩く絵本の世界
10月10日(月・祝)まで
場所/一宮市三岸節子記念美術館
料金/一般800円、高大生400円、中学生以下無料

◆木曽川アートトライアングル 交錯するアートー日々の景色から見えるものー
10月10日(月・祝)まで
場所/旧林家住宅、ツインアーチ138、ウッドデザインパークいちのみやー紡ー
料金/ツインアーチ138のみ利用料が必要、ほか入場無料

◆国際芸術祭会場のまちの歴史と文化~一宮市・常滑市・名古屋市有松~
10月10日(月・祝)まで
場所/一宮市尾西歴史民俗資料館
料金/入館無料

◆138welcom&art project
10月10日(月・祝)まで
市民と市内在住アーティストによるアート空間作り。
場所/i―ビル1Fコンコース  
料金/ワークショップ参加料200円

◆alive café in com-café三八屋
10月8日(土)まで、12時~22時
音楽や美術、多様な交流空間としてオープン。
場所/com-café三八屋 
料金/飲食代など

◆いちのみや芸術商店街
10月10日(月・祝)まで
一宮駅周辺を地元高校生・大学生のアートで彩る。駅前イベントに合わせた音楽演奏なども実施。
場所/一宮駅周辺
料金/無料

◆まちの宮市
8月28日(日)、9月18日(日)11時~16時
アートやクラフト、ワークショップ、フードなどが集まる市民手作りのまつり。
場所/本町商店街ほか
料金/入場無料

◆まちなかウォーカブル社会実験 ストリートチャレンジ2022
9月17日(土)~10月24日(月)10時~20時
一宮駅周辺で、展示や体験、飲食などの取り組みを通して、さまざまな活動ができる空間を目ざした社会実験。
場所/本町商店街ほか
料金/無料

◆ラウンドアバウトドッグ
9月25日(日)~10月9日(日)9時~22時
駅前の歩道やラウンドアバウトに犬型アートが大集合!
場所/銀座通商店街、ラウンドアバウト周辺
料金/無料

◆一宮だいだいフェスタ大集合 for Halloween2022 ハロウィンアートスポット
10月2日(日)~10日(月・祝)10時~16時
木曽川高校美術部によるトリックアートを組み合わせたスポットを設置。最終日にはペイントワークショップも。
場所/i―ビル3F シビックテラス
料金/無料

各地域の伝統文化や歴史、産業に触れながら楽しめる国際芸術祭「あいち2022」。10月10日(月・祝)までと期間も長いので、複数回訪れて芸術をじっくり堪能してみてください!併せて開催される各地域のイベントも楽しんでくださいね★