一宮市尾西歴史民俗資料館 3月14日(火)~19日(日)
旧尾西市出身の尾張弁イラストレーターみやたなつみさんによる初個展「尾張弁のある風景展 いちのみや編」が3月14日(火)~19日(日)、一宮市尾西歴史民俗資料館で開催します。尾張弁がテーマだけに、書とイラストで表現した温もりあふれる作品は観覧者を大いに沸かせそうです。
祖父母が営む小さな機屋に生まれたみやたさん。ガチャンと鳴るはた織りの音や尾張弁が飛び交う環境で育ち、これらの作品はそうした何気ない一宮での日常から生まれました。
「きっかけは、コロナ禍で、会えない祖母に宛てた絵葉書。描くうちに、たたんでしまった工場での思い出が浮かび、芽生えたのが尾州への想いでした」とみやたさん。職人だった祖父母の輝かしい姿や、同じように繊維のまちを引っ張ってこられた方々に感謝を伝えたいと、作品にはのこぎり屋根工場や工場での風景も登場。さらに、ガラ紡生地と、工場の柱をイメージした木材を使った額縁で飾り、どこにでもある一宮の日常風景を覗き見るような展示となっていて、かるたや絵葉書も展示されます。
「普段の会話が文字になると、その言葉の魅力や面白さがさらに楽しめます。作品を見て、やさしい気持ちになってもらえたら」とほほ笑むみやたさん。
- 開催時間は9時~16時半(初日は13時~、最終日は16時まで)
- 入場無料
- 問:メール m_design_m@icloud.com