いちのみや人から人へ ほッと!インタビュー

この地域で暮らす人・働く人、さまざまな分野で活躍するキラリ輝く人たちをご紹介!

料理と日本酒と趣味が織りなす心地よさ

酔喰 なごみ屋
店主 澤田 靖隆さん

どこまでも“おもしろい”の追求が店を彩る価値に

一宮駅から西へ徒歩6分、隠れ家のように佇む「酔喰 なごみ屋」。店主は澤田靖隆さん。軒先には園芸オブジェが、店内には写真や音楽など澤田さんの多彩な趣味の結晶たちがさり気なく鎮座。そんな心地いいものたちに囲まれた空間で、四季の地元野菜や新鮮魚介を生かした和食、おすすめ日本酒とのリンクが、和やかな時間を届けます。

「大切にしているのは、常にアンテナを張り、いいと感じたら即行動すること」と澤田さん。コロナ禍の初期にはカフェ業態に挑戦したり、出展機会が減った作家らの作品を展示販売したり。「コロナへの怒りが、いつしか、どうしたら自分もお客様も面白いかを考えるきっかけに変わっていた」。そんな模索が、気がつけば人脈を広げ、縁に繋がり、昨年は念願の店での初ライブや初イベント出店も実現。「自分のやりたいことこそ原動力になります。だから、ちょっとしたことでも意思を持って試す。それは無駄ではないですね」とほほ笑みます。最近も、尾州ウールで洋服づくりをプロデュース。「地元一宮の良さを発信したい」と力を入れています。
 面白いことを楽しみ、好きをカタチにしながら、自身の店を彩る澤田さん。「訪れる度に面白いと思っていただける空間、その可能性をどこまでも追いかけたい」と目を輝かせていました。