春の訪れ告げる 萬葉公園

 名鉄尾西線「萩原」駅から南へ歩いて15分。田んぼや住宅地に囲まれた「萬葉公園」は、古くから萩の名所として、万葉集にも多く詠われていたことから、昭和32年に歌碑が建立され、その名が付けられました。
 園内には、さまざまな植物を詠った歌詩板や歌碑が配置。梅や河津桜、花しょうぶなど季節の花も見られ、万葉の古に思いを馳せながら散策を楽しむことができます。

梅や河津桜にうっとり

 2月下旬から3月にかけて、園内では梅や河津桜がほころび始め、春の気配を感じさせます。
 河津桜は、静岡県賀茂郡河津町に原木があり、早咲きの品種として知られる桜。色が濃く、開花期間が長いのも特徴で、1カ月近く鑑賞することができます。
 萬葉公園の河津桜は約50本。園内中央の一画をメインに咲き誇り、見ごろになるとカメラ片手に多くの人が訪れる有名スポットに!その北側へ進めば、紅、白、ピンクの花が出迎える梅苑があり、ほぼ同時期に楽しむことができます。
 例年、梅は3月中旬頃、河津桜は3月下旬までが見ごろ。ちなみに、2021年は2月初旬頃、2022年はそれよりも遅い開花だったようです。2023年の開花はいつ頃になるのでしょう。春の訪れが待ち遠しいですね🌸

※写真は2021年・2022年撮影

■萬葉公園
一宮市萩原町戸苅、築込、高松地内