歴史を伝える神社の宝物 一般公開中

堤治神社で6月30日(金)まで

一般公開中の宝物殿。今後はマルシェの日に公開する予定も

 堤治神社(小信中島宮浦)で6月11日、水災除去祈願祭を開催。併せて、祭事のきっかけとなった二代目尾張藩主徳川光友が奉納した宝物などを展示する宝物殿を30日(金)まで公開しています。

 宝物殿はこれまで、関係者らのみに公開されていたものの、最近はマルシェなどの効果で来訪者も増加したことから、神社の歴史や伝統文化を知ってもらおうと、今回初めて一般公開されました。
 徳川光友が奉納したのは、白木唐びつや脇差しなど。慶安3(1650)年、未曾有の大水害の際、水災除去を祈願して奉納したもの。それ以降、入梅の日にあたる6月11日、水災除去祈願祭を執り行い、380年近く経った現在も継承されています。他にも宝物殿には、木曽川堤防建設に関わった伊奈備前守忠次が奉納した短刀や市の指定文化財などを多数展示され、社務所に声をかければ見学は可能。

 7月9日(日)10時~15時は恒例のマルシェ、17時半~21時は宵マルシェとして居酒屋キッチンカー、演奏ステージなどを開催予定(雨天決行)。