いちのみや人から人へ ほッと!インタビュー

この地域で暮らす人・働く人、さまざまな分野で活躍するキラリ輝く人たちをご紹介!

誰も知らない街から思い入れのある街へ

Bar nerine
店長 菊池太郎さん

全力のもてなしが紡いだ一宮との縁

一宮市へ来て3年。「偶然たどり着いた街が、今では思い入れたっぷりの街になった」とbar nerine店長の菊池太郎さん。店長としてカウンターに立った初日、お客様はまさかのゼロ。不安しかなかったと振り返ります。
「何も知らない、頼る人もいない。自分を受け入れてもらえるか恐れもあった中、今できる最善は、とにかく訪れた人を全力でもてなすことでした」。

もともと人が好きな性格もあって、相手がどんな人か、興味を持って接しながら話をじっくり聴いていたと菊池さん。時には悩みを打ち明けられ助言したことも。少しずつ来店客の心を掴み、前職で身につけた気配りや気遣いの姿勢を生かしながら、気付けばにぎやかな空間になっていたと笑みを見せます。

「店を気に入っていただいたお客様や多店舗の方が、知り合いにすすめてくれて。今では繋がりができたお店をお客様に紹介できるようにもなり、道端で声をかけてもらうことも増えて、この街にどんどん馴染めています」と菊池さん。

 「店は、学校の休み時間のような楽しい雰囲気を作りたい。その中で、誰にも言えないことも話せる場になれたら。 カッコいいバーテンダーのように振る舞うのは気恥ずかしいので、お酒の隠し味には技術より愛嬌を発揮します」と茶目っ気もたっぷり。愛情が湧いた一宮で、いつか自分の店を、と目を輝かせます。